シーン4A: 真のプロダクトオーナーは、どうやって顧客の満足度を最大限に引き上げるのでしょうか?

page 12 page 13 page 14 真のプロダクトオーナーであれば、重要なビジネスの意思決定をし、プロダクトのビジョンを発展させていくことができる。

顧客志向のプロダクトバックログにはタスクではなく課題が書かれている。だから、開発チームはその解決策を考えるという高度な仕事ができる。

私たちは高度な仕事をする!JIRAの改札係とは違う! -チーム

仕様書通りにコードを書くだけがチームの仕事ではない。

機能横断的である。インクリメントを作成するスキルをチームとしてすべて備えている。 –スクラムガイド

高度な仕事をするためには、分析、アーキテクチャ、デザイン、テスト、インテグレーション、コーディング、デプロイ、UX、それにビジネス分野のスキルが必要だ。機能横断型のチームとして、これらのスキルを各自が持ち寄り学び合う必要がある。

スクラムでは役割の分断を廃止し、機能横断性が求められる。 役割を無くせば、チームにプロセスへの当事者意識を持たせることができる。 誤解されていることがあるが、単にバーンダウンチャート、フィボナッチ数、ベロシティといった要素を加えるだけではスクラムとは言えない。 スクラムの一番の利点は、プロセスや役割が要らなくなることだ。 プロダクトオーナーは、重要なビジネスの意思決定を行った場合、それをプロダクトバックログに反映できる。組織の構造は変えなくてよい。チームは既に、高度な課題に取り組むことに慣れているのだ。